sealegg’s diary

少しずつの改善を積み重ねるって大事らしいです。こんなのもあるよ、と誰かのヒントになればと思います。

サンゴに影響ない日焼け止め探し

ダイビングに行くにあたって、ドラッグストアで日焼け止めを探してきました。

背景として、最近ハワイでサンゴに悪影響を与える成分が入った日焼け止めの販売が禁止が決まったことがあります。

www.cnn.co.jp

2021年1月1日より紫外線カット成分のオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれる市販の日焼け止めの販売や流通が禁止される。

 

施行はまだ先ですが、サンゴを死滅させるリスクがある成分の日焼け止めをわざわざ使うこともないかなと思いました。

 ダイビングをする人にはわかると思いますが、ダイビングというのは水の中という人間の世界ではないところにタンクを背負って潜っていって、ちょっとお邪魔させていただく、というのがすごく感じられるスポーツなので、わざわざリスクのある成分をつけた人間がダイビングしにサンゴのところまで行って潜って環境を変えてしまう、というのはよくないのかなと思います。

 

nikibi.koenji.clinic

禁止される成分はオキシベンゾン、オクチノキサートの2つ。

オクチノキサートは日本では「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」という名称になっています。

 

その成分は紫外線吸収材として使われているとのことですので、「紫外線吸収材が入ってません」と書かれている製品は大丈夫なのではないかということで、マツキヨに行って紫外線吸収材不使用と書かれている日焼け止めを片っ端から探しました。

多分全部で10とか15種類ぐらい売っていたのではないかと思いますが、なんとその中で2個しか吸収剤不使用の製品はありませんでした。パッケージを裏返してその成分が入ってるかどうかも調べてみたのですが、大体1つ目が2つ目の成分として書かれていることが多かったです。そもそも「空箱をレジにお持ちください」とかで成分表記がされていない製品もあって、こういう製品は内容ではなくブランドで売っているのだな、と理解しました。成分不明なので残念ながら購入検討対象にはなりません。

あと、子供用とか敏感肌用ならそういう成分も含まれてないのかなと思っていたのですが、全然そんなことはなくて、子供用でも敏感肌用でもほとんど入っていました。おそらくその成分を使う方が安くて安定した製品ができるのかな、と思います。

 

2つ発見した紫外線吸収材が入っていない製品のうち、1つ目がキュレルのUVローションでした。60ミリリットルで1,300円ぐらいだったと思います。SPF50+でPA+++なので、アウトドアで使うにも問題ないかなと思っています。ただ水の中に入って使うにはどこまで持つかな?と言う気がしますが、日焼け止めを塗らないよりははるかにましであろうと思っています。

www.kao.co.jp

 

もう一つはニベアサンプロテクトウォーターでした。青いボトルで30mlの製品です。量当たりの金額はキュレルとそんなに変わらなかったので、使用量で考えて購入されればいいのかなと思いました。

www.nivea.co.jp

 

今回ハワイの政府が規制したことによって1つの問題提起になると思いますので、消費者側がどういう製品を求めるのか次第で、今後企業も技術力で対応してくれるんじゃないかなぁと期待をしています。

グレートバリアリーフでダイビング

7月20日グレートバリアリーフでスキューバダイビングをしてきました。

今回は1日しか時間がなかったので、ケアンズからのデイトリップ(日帰り)ダイビングです。

今回調べたり、体験したことをいくつかメモしておきます。

 

・日帰りかクルーズか

有名ポイントで潜るには数日間のダイブクルーズで行く必要があります。

日帰りでは近場の、といっても船で1時間半ぐらいのポイントで潜ることになります。近場ポイントの透明度や魚の種類はやはり外洋より劣ります。それでも今回は海況が良くて透明度は20メートル程ありました。

 

・水温と装備

水温は24℃程度でした。5ミリウエットがいいです。フードベストやヒートテックも持って行くといいと思います。ダイコンは自分の使い慣れたのがあれば持って行くといいでしょう。

ちなみに今回申し込んだダイビング屋さんはレンタル器材もウエットもきれいでした。

曇っていると船上でも寒いので、被れる大きさのバスタオルや風除けのカッパがあると便利です。船内は冷房が入っているので、濡れた後は特に寒いです。

 

・申し込み方法と金額

日本からveltraで予約して行きました。ケアンズのホテルとか街中のインフォメーションセンターでも申し込めると思いますが、予定が決まっているなら事前に申し込んで行くといいと思います。

デイトリップ、3本、昼食、器材とウエットレンタルつきで265ドルでした。

 

・日本人とか日本語とか

今回はレアケースで日本人参加者は私のみでした。日本人スタッフは3名いたのでVIPな感じでした。年末とか多い時は30人ぐらい日本人が参加するみたいです。ブリーフィングとガイドは日本人スタッフがしてくれるので英語できなくても大丈夫です。でも日本人でかたまってないで、他の国の参加者と話すともっと楽しいと思いますよ。

 

・深度とかダイビング時間とか

完全にポイントによりますが、今回は最大深度は15メートル程度、最終的に安全停止もいらないくらいの浅瀬がメインでした。

エアが100を切るまで45分程度、浅瀬でブラブラする感じです。ナポレオンフィッシュタイマイ、バラクーダ、ユカタハタ、その他サンゴ礁の細かい魚が色々で楽しめました。

白砂の海底に岩のようなサンゴの塊が生えている感じでした。砂巻き上げたり、サンゴ破壊しないように注意です。

闘う戦士たちへ愛を込めて 感想 (サザンオールスターズ)

2018/6/15に配信のみで発売されたシングルです。配信のみというのはたぶんサザンでは初めてかと思います。ファン層が年齢高めなので、ついていけないファンもいるかもしれないですが、これからの時代はこれでいいと思います。シングルですし、少なくともトライしてみたのは正解だと思います。

 

曲調はこれまであまりなかった感じです。似た感じの曲としては、おいしいね、とか、我らパープー仲間をイメージしたのですが、実際聴き比べるとちょっと違う感じです。もっとブルースロックです。

発売されてから結構聴き込んでいますが、マイナー調だし、キャッチーなサビでもないので、まだとっさにサビだけ頭の中で流すことがまだできずにいます(修行が足りない)。イントロ〜ABメロ〜サビの流れのつながりが強いタイプの曲なんだろうと思います。

 

ベースがよく聴こえるのもあって印象的です。ミュートとかリズムが大変そうですがかっこいいです。これまでのサザンになかったベースラインで、リズムもはねる感じとか、音の長さとか、ちょっと違うように思います。サザンでは珍しい感じのフィルインとか。関口さんなのかはクレジットがなくてわかりません。いずれにしてもライブで演奏される時は関口さんに弾いてもらえると思うので、またいつかのライブで演奏された時には弾き方を確認してみたいと思います。

 

それにしても桑田さんはサラリーマン経験がないのに、どうしてこんな歌詞が書けたんだろう。

しんどいね 生存競争(いきていくの)は、とか思わず涙が出ました。疲れてるのかな。まぁ、疲れますわな。

他に、弊社を「ブラック」とメディアが言った、なんて文字数に必要な情報をよく考えて削ぎ落として当てはめたなぁと思います。

 

顔色をうかがわない感じの曲でサザンらしくて、近年のサザンのシングルで私は1番好きです。

ブックレビュー/バーチャル・エンジニアリング/欧州の研究開発フレームワーク・プログラム

バーチャル・エンジニアリング(内田孝尚)を読んだので、なるほどと思った点を中心にメモを残します。

 

「欧州では研究開発フレームワーク・プログラム(Nth FP)という、オールヨーロッパで様々な検討を分担で実施しながら戦略的に欧州全体の工業競争力を引き上げる活動がある。30年以上継続されており、プログラムが終了すると結果などが公開される。これまでこのプログラムの制度設定や提案により、ISOを含む多くのルールやスタンダードが世界標準として決められた。」

 

オールヨーロッパで、目先のことではなく長期的な視点で、スタンダードを作成していくという姿勢に驚きました。30年以上も積み重ねてきていて、産業の足腰が根本的に違うように感じました。おそらく日本も同様の取り組みはあるのでしょうけど、中長期的な視点で戦略を考えるのがどうも苦手なのではないかと思います。

 

EUの科学技術情勢」についてのレポート

 https://www.jst.go.jp/crds/report/report10/EU20151101.html   

 

 

FP7では、標準規格を制定するための研究も研究対象とされています。つまり標準規格を作ることそのものが目標とされています。

http://www.soumu.go.jp/main_content/000091012.pdf

 

欧州は多様な国が集合しているため、EU全体の効率化を考えると標準規格化しないといけないのは当然ではあるものの、結果として産業の主導権を得ることができることにつながっていると思います。多様性という困難をいかに乗り越えるかが、結果として強みになっている気がします。

日本ではどうなのでしょうか?ガラパゴス化して衰退している産業も近年たくさんあるように思います。

 

自動車の他に、他に欧州鉄道輸送管理システム(ERTMS)等もFP4フレームワークプログラムで技術開発、標準化されています。

https://www.toshiba.co.jp/tech/review/2013/04/68_04pdf/a13.pdf

鉄道は国境を越えてつながっているし、標準化するイメージもわきやすいです。FP4自体は昔の話ですが、システムが標準化されていることで、現在IOT等が導入しやすくなっているのではないかと思います。逆に日本の新幹線を輸出するにはハンデになるのではないかと思います。新幹線が欧州の輸送管理システムに適合しているとはちょっと思えません。システムなので乗せ換えれば何とかなるような話なのでしょうか? 

 

参考までに欧州以外の諸外国の政策動向は、文部科学省総合政策特別委員会 資料2 関連データ集 2.諸外国の政策動向にまとまっています。

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu22/siryo/1354019.htm

ブックレビュー/バーチャル・エンジニアリング/バーチャルとは、クルマの作り方とは

ものづくり系の仕事に関わっているとCAD,CAM,CAEだといった言葉を耳にすることがあります。またそれを統合するためのシステムについて話が及ぶこともあります。モヤッと理解はできるのですが、正確に理解するためにまずは1冊本を読みました。

バーチャル・エンジニアリング(内田孝尚)という本です。

何回かに分けてメモを書きます。

 

・バーチャルはリアルそのものを表現できる

=現物として存在していないが、リアルな現物・現場と相対しているのと何ら変わらず検証やそれを基にした意思決定が可能、ということ。

感覚的には、設計はバーチャルでできても、リアルでは製造時に公差などでズレが出て、リアルとバーチャルは一致しないのではないか、と思ってしまう。

しかし製品の作りのばらつきさえもバーチャルデータを用いて機能等への事実上の影響を確認できるようになっている。

 

現在のバーチャルエンジニアリングは、

CAD(3D設計)

CAM(製造。3Dモデルを使った金型設計など)

CAE(解析)

PDM(製品データマネジメント)

の融合をさす。

 

・自動車の開発フローは、

コンセプトを構想する

→コンセプト実現のため、パフォーマンスと基本仕様を決める(構想設計)

→各モジュールの詳細仕様を設計する(詳細設計)

→機能検証をする。

という流れになっている。

機能検証の結果で詳細設計への手戻りを繰り返すと、期間と工数が増大してしまうことが問題。

 

クルマができるまで(トヨタ自動車東日本株式会社) 

 http://www.toyota-ej.co.jp/process/

キッチンの排水口がなんかやばそうになったら、キッチンハイターをかけてから考えてみる。

冬が終わり、暖かくなりましたので、菌が増えます。従って排水口のヌメリの増幅速度も増えます。あくまでも仮説です。放置した過去の自分に文句言いたくなります。

 

考えたくないし、見たくもないのですが、放置するとますますやばくなるので、とりあえずスプレーのキッチンハイターをシュッシュします。距離を置いて攻撃できるので気が楽です。

ゴミ受けは引っ張り出した方がいいです。

 

お茶でも飲んで、落ち着いたら排水溝に戻ります。

多分見れる程度にはヌメリがマシになっているので、古歯ブラシでこすります。きれいになったら完了。

 

小さい一歩を踏み出せば、そこから先に進むのは意外と簡単です。

小さい一歩になるのがスプレーのキッチンハイターなので、未入手の方は買いにいきましょう。スーパーでもドラッグストアでも売ってます。お持ちの方は目に付く、すぐ手が届くところに置いておきましょう。しまい込んだらまた一つハードルができます。

あと、一度きれいにしたらそれをキープする方が、また盛大に汚れた後に掃除するより楽です。目についた時、お皿を洗った後にでも軽く掃除しておくと過去の自分に感謝できます。

航空分野におけるMROとは

MROとは

メンテナンス リペア アンド オーバーホール の略。

つまり、整備、補修、オーバーホールのこと。

 

従来MROJALとかANAといったエアラインが自社で実施していましたが、ピーチとかセブパシフィックといったLCCの台頭等とともに、MROをビジネスとして請け負うビジネスが誕生しました。また大手エアラインもコスト削減のため、MROアウトソーシングするようになっています。

今後、アジア地域での伸びが想定されており、各国が国策として産業クラスターの整備を行っています。

http://japan.mk.co.kr/view.php?category=30600007&year=2016&idx=4209

http://www.sjac.or.jp/common/pdf/kaihou/201704/20170404.pdf

 

航空機の販売は一度売り上げがたてばそれで終わりですが、MROは定期的に売り上げがたつため安定しています。

MROの種類は大きく、

①運航整備(機体の点検実施と修理)

コンポーネント整備(車輪やブレーキなどの修理)

③エンジン整備(ここが最大のセグメント)

④重整備(定期点検や構造体の変更など大掛かりなもの)

にわけられます。

https://www-935.ibm.com/services/us/gbs/bus/pdf/gbw03020-usen-00_keep_flying.pdf

 

MRO事業体は大きく、

①独立系(TAEKOテコ@香港など)

②エアライン系

OEM系(Boeing、ロールスロイス、GEなど)

④スペアパーツメーカー系

に分けられます。

 

日本におけるMROビジネスの問題点として、

コスト競争力がないこと、法制度が整備されていないこと、整備を行う広大な土地が少ないこと、航空機の市場規模が小さいこと、

があげられていますが、一方で欧米は中国やフィリピンなど事業を展開し拡大しています。ビジネスの方向性として国内市場だけでなく、グローバル市場で考えないと成立させるのは困難と考えます。

 

http://www.meti.go.jp/committee/summary/0001640/pdf/059_h02_00.pdf

http://www.dbj.jp/pdf/investigate/area/tokai/pdf_all/tokai1109_01.pdf