sealegg’s diary

平日出張でホテル暮らししてます。旅行とか出張ネタが多いと思います。

ブックレビュー/バーチャル・エンジニアリング/モデルベース開発について

バーチャル・エンジニアリング(内田孝尚)の第4回ブックレビューです。
今回は自動車の開発を中心とした話です。

まず以下の記事を読むと開発のバーチャル化について概要がわかるのでよいと思います。
www.itmedia.co.jp

概要をつかんだ上でもう少し詳しい話に移ります。

モデルベース開発とは

2009年の記事ですが、モデルベース開発には以下の特徴があります。

・モデルによる仕様の表現・定義「実行可能な仕様書」
・モデルのシミュレーションによる設計の詳細化、妥当性検証
・モデルからの自動コード生成による実装
・テスト・検証におけるモデルの再利用

開発プロセス改善手法解説:いまさら聞けない モデルベース開発入門 (1/2) - MONOist(モノイスト)

つまり、
モデル(ブロック線図)を作って、シミュレーションして設計に織り込んで、モデルからコードを自動で書いて、モデルを使って検証用のハードウェアなしにシミュレーターでテストできる
ということです。

このサイトが具体的でわかりやすいと思います。

要求分析(仕様書)にある制御ロジックや制御対象が計算式などで表されているものを、ブロック線図にしたものをつくる。これを「モデル」と呼んでいる。
そしてこのモデルを使ってCコードを自動生成し、I/O(インプット・アウトプット)を含んだものを実装することができるというのも特徴で、この部分はdSPACEが開発したものだ。つまり、Cコードへのコンパイル(変換)が人の手を介さず、自動で生成できるため、人的ミス、作成時間の短縮というメリットを産んでいる。

autoprove.net


モデルベースの開発対象は自動車のソフトウェア、つまりシステムです。
(参考)組込みシステムとは機械とか装置にを動かすための専用のシステムのこと。
組み込みシステム - Wikipedia

(参考)組込みシステム開発の流れ
組み込みシステム開発の流れを、入門者向けにイチから解説! - EIPC


最近の自動車は巨大なシステムの塊、なんて言われています。
意識していないとわかりませんが、自動車のシステムはこんなものがあります。普通に車に乗るだけでは絶対にわからないですよね。
一般社団法人 組込みシステム技術協会 | 車載組込みシステム


実際のモデルベース開発のガイドライン経産省サイトにあります。
自動車産業におけるモデル利用のあり方に関する研究会での検討内容をとりまとめました(経産省)