sealegg’s diary

少しずつの改善を積み重ねるって大事らしいです。こんなのもあるよ、と誰かのヒントになればと思います。

音楽をYoutubeで聴くか、Spotifyで聴くか、購入するか

音楽をどの形態で入手し、聴くか。この問題は少なくとも私が産まれてからずっと課題であり続けているように思います。

私はレコード世代ではないので、まずカセットがあって、CDがあって、MDがあって、MP3になって。CDも12cmではなくて、シングルは8cmでした。12cmのCDのことをマキシシングルとか言いました。当時買っていたCDシングルはもはや我が家には再生機器がなくて再生できません。どうしてくれるんだ、ネオ・ブラボー!!は(※)。

※サザンのシングル曲。アルバム未収録。現在はリマスタリングされて12cmCDで再販されているが、この曲だけリマスタリング版を聴くのは気持ち悪く、しかし再販された44タイトル全てを購入orレンタルし直すのも果てしなく、結局記憶の中にある懐かしの曲となっている。

 

先日オーストラリアに行った際、夜ホテルの近くでお祭りをやっていました。日本で言う「お祭り」というよりも、”フェスティバル”という感じですけども。外から聞こえてくる音楽を部屋でぼんやり聞いてると、何か聞いたことがある曲が流れていました。しかし、どうしても曲名が思い出せなくて、結局思い出すまでに3日ぐらい夜中に色々検索をし、ようやく正解にたどり着くことができました。

見つかった時の検索ワードは、「オーストラリア 男女混合 バンド」です。これの検索で出てきた情報から、意図している曲にたどり着いた私もすごいですが。もちろんこの検索ワードに至るまでに、聞き取った歌詞を検索したり、英語で色々検索したり、鼻歌をSiriに聞かせて「そんな曲しらん」と言われたりし続けました。なぜか3日目にしてふと、男女混合のバンドだったかもしれない、と思い出したんです。ちなみにその曲はオーストラリア出身のシェパード(Sheppard)というインディーズバンドのジェロニモGeronimo)と言う曲だったんですけども。

youtu.be

検索がかからなかった敗因は、まず歌詞が英語だったため、私のリスニング能力ではきちんと聞き取れていなかったことが大きいと思っています。というかサビでジェロニモと連呼しているとはまさか思いません。想定外の単語は本当に聞き取れないということを実感しました。

シェパードというバンドも、ジェロニモという曲も、日本ではそこまで有名ではなくて、今回もたまたま私がオーストラリアにいたから曲を耳にしたのです。発売当時はたまたま日本のラジオでこの曲を聴いて、結構どハマりしました。しばらくの期間はYouTubeでずっと聞いていたのですが、そのうち自分の中でも忘れ去られていました。

 

教訓として、最近はストリーミング再生とかYouTubeで音楽を楽しむ時代ですが、好きになった曲とか、いいなと思った曲はダウンロードして所有しておくほうがいい、と思いました。

ダウンロードするべき基準としては、洋楽、インディーズ、あとYouTubeで10回ぐらい再生したことがある曲、あたりかと思います。

なぜ洋楽か。後になって思い出そうとして検索しても日本語で検索する以上、やはり洋楽の情報は少ないです。逆に英語で検索すると情報量が多すぎて必要な情報にたどり着けません。また、歌詞を検索しようにも英語の歌詞を正確に聞き取れないと検索はできません。

インディーズのバンドに関してはそもそも情報量が少ないです。インディーズの曲が日本のラジオで流れて我々が耳にした時点では多少のブームになっているので情報もありますが、それが数年後に思い出そうとした時にどれだけ情報があるのか、また情報はあっても他の情報に埋もれてしまっていてたどり着くのが難しいということがおこります。あとインディーズの曲だと鼻歌を歌っても検索に引っかからない可能性が高まります。単に私が音痴だとSiriに認定されただけかもしれませんが。

最後に、ハマった時の再生回数ですが、10回位YouTubeで自発的に再生した曲はやはり記憶に残ってるので、後になってふと思い出す事があると思います。ふと思い出した曲を検索するのはこれだけ検索技術が進んだ世の中であってもかなり難しい。なぜならばそれは自分の記憶にある音楽を正確に言葉(文字とか音声認識とか)で検索するということを意味しているからです。今後AI技術が進んで、この人どういう頭の使い方するんだろうとか、どういうものが好きなんだろうという予測を機械がしてくれるようになれば答えに近づくのかもしれません。

 

1曲あたり250円程度でダウンロードができる時代です。コンビニスイーツ1個分なので、思い出せなくて後から三日間も睡眠時間が少なくなることを考えると全然安いもんだと思います。特にここ最近はそこまで音楽を所有することに対して前向きではなかったんですけども、今回の一件で音楽を所有するということの必要性はこういうところにあるのかと思いました。