闘う戦士たちへ愛を込めて 感想 (サザンオールスターズ)
2018/6/15に配信のみで発売されたシングルです。配信のみというのはたぶんサザンでは初めてかと思います。ファン層が年齢高めなので、ついていけないファンもいるかもしれないですが、これからの時代はこれでいいと思います。シングルですし、少なくともトライしてみたのは正解だと思います。
曲調はこれまであまりなかった感じです。似た感じの曲としては、おいしいね、とか、我らパープー仲間をイメージしたのですが、実際聴き比べるとちょっと違う感じです。もっとブルースロックです。
発売されてから結構聴き込んでいますが、マイナー調だし、キャッチーなサビでもないので、まだとっさにサビだけ頭の中で流すことがまだできずにいます(修行が足りない)。イントロ〜ABメロ〜サビの流れのつながりが強いタイプの曲なんだろうと思います。
ベースがよく聴こえるのもあって印象的です。ミュートとかリズムが大変そうですがかっこいいです。これまでのサザンになかったベースラインで、リズムもはねる感じとか、音の長さとか、ちょっと違うように思います。サザンでは珍しい感じのフィルインとか。関口さんなのかはクレジットがなくてわかりません。いずれにしてもライブで演奏される時は関口さんに弾いてもらえると思うので、またいつかのライブで演奏された時には弾き方を確認してみたいと思います。
それにしても桑田さんはサラリーマン経験がないのに、どうしてこんな歌詞が書けたんだろう。
しんどいね 生存競争(いきていくの)は、とか思わず涙が出ました。疲れてるのかな。まぁ、疲れますわな。
他に、弊社を「ブラック」とメディアが言った、なんて文字数に必要な情報をよく考えて削ぎ落として当てはめたなぁと思います。
顔色をうかがわない感じの曲でサザンらしくて、近年のサザンのシングルで私は1番好きです。